アブラゼミって最近見ますか?
僕は見ないんですけど、あれ、どうしてなんだろう?
セミって一生が短いって言いますし、
久々に鳴き声とか聞きたいよね!
って、鳴き声聞きたいって言ったけど、
僕、そもそもアブラゼミの事よく知らない(笑)
知ってる感じでしゃべっているだけでした!
スミマセン!
ま、ま、ま、落ち着いてください!
ちゃんとアブラゼミについて調べましたよ!
なので今回はアブラゼミについて紹介します!
特徴や食べ物、分布はもちろん、
なぜ名前がアブラなの!?
という名前についての由来も紹介します!
アブラゼミの特徴、羽化、鳴き声など
アブラゼミは約6~7年ほど地中で暮らすんですね。
その間は木の樹液を吸って生きています。
で、体の中にでも特殊なカレンダーが入っているんですかね?
ある程度成長して地上に出てきて脱皮します。
こちら、脱皮の様子。
昆虫苦手な人はスルーしたほうがいいかも(笑)
う~ん。
ドラゴンボールのセルに似ているね。
でも羽化したばかりのアブラゼミは、
羽が薄いグリーンでキレイですね^^
アブラゼミの体長は約50~60mmほどで、
羽全体が不透明です。
この不透明な羽、
世界的にも珍しいそうですよ!
あと、食べ物は樹液、果汁、桃の果肉です。
成虫の寿命はだいたい10日くらいと言われてるんですけど、
実験では30日近く生きたという話もあるそうです。
何かしら薬でも打たれたんですかね(笑)
鳴き声は脂がはねるような感じの音で、
「ジリジリジリ」
と鳴きます。
こちらも動画、ご用意しました。
こんなの近くで毎日聞いていたら、
思わず「うるせーっ」って叫んでしまいそうです(笑)
そして名前の由来なんですけど、
これには2つの説があります。
1つめは、鳴き声が油のはねる音に似ているからアブラゼミ
2つめは、羽が油に濡れたような感じの色だからアブラゼミ
この2つが由来と言われています。
分布している地域なんですけど、
日本、朝鮮半島、中国北部といった、
東アジアで主に見ることができます。
日本の分布をもっと詳しく見ていくと、
北海道から九州まで全域に生息してはいますが、
地球温暖化とかヒートアイランド現象の影響もあって、
場所によっては減少しているところもあります。
特に都心部での減少が目立ち、
見ない人も多くなっていると思います。
なぜ都心部で見られなくなったのか?
これにはある説があります。
ただ、先に言っておきますけど、
この理由、今のところ明確な研究結果がなく、
あくまでそういう傾向にあるという感じでお願いします^^
アブラゼミって湿度が高い場所を好み、乾燥を嫌うんです。
それが都心部となんの関係があるのか?
実はヒートアイランド現象というのが関わってきます。
ヒートアイランド現象はエアコン使用時の排熱などで、
地表の温度が高くなる現象のことです。
このヒートアイランド現象で、
都市部が乾燥しやすくなるんですね。
結果、都心部からアブラゼミが減少するわけです。
ただ、この説、先ほども言いましたが、
明確な研究結果はまだ出ておらず、
むしろ、最近の研究では湿度は関係ないのでは?
という研究まであります。
他にも都心部からいなくなったとされる説があります。
それは、鳥に食べられた。
という、ちょっとふざけた感じもする説。
一応これにも理由があります。
鳥などの天敵が来た場合、
アブラゼミは何らかの行動を見せてはいます。
食べられたくはないですからね、ええ。
で、アブラゼミはどんな行動をするのかというと、
天敵に気づいたら木の陰に隠れるんです。
葉っぱの隙間とか目立たないところにね。
でも、都心部って木が少ないですよね?
そうです!
都心部ではうまく隠れきれずに、
そのまま食べられてしまうんです!
おお、かわいそうに!
ちなみお仲間のクマゼミは天敵が来た場合、
木の陰に隠れるなんてことはせず、
その場から飛んで逃げ回ります!
ただ、この説も明確な結論が出てないので、
そこらへん注意してくださいね^^
よく小さな子供がセミを捕まえて育てようとしますけど、
地上に出て数日は経過しているでしょうし、
せいぜい10日ほどの短い一生です。
なので実質育てるのは無理です。
子孫を残すために精一杯鳴いてこの瞬間を生きている!
そう思うと、夏の暑さでぐうたらしている自分が恥ずかしくなります(苦笑)
この夏、セミで命の大切さ、儚さ・・・
そんなことを学ぶ子供も多いかもしれませんね^^