生肉による食中毒って怖いですよね。
僕自身生肉食べて食中毒という経験はありませんが、
最悪の場合死亡する可能性もあるというから大変です!
どんな症状があるのか気になりますよね。
なので、生肉を食べた場合の食中毒の症状と、
細菌による潜伏期間、予防法をまとめたので紹介します。
生肉には細菌がついている
普段僕らが食べている肉、牛、豚、鶏などの肉ですね。
これらの動物はウイルスや細菌を体内に持っていることがあります。
この細菌やウイルスが食中毒の原因となるのですが、
健康で何の問題もない動物の体内にいることもあります。
なので、食肉を処理したり加工する時に
肉の表面に細菌がついてしまう場合があるんですね。
この細菌が体内に入ると食中毒症状を引き起こすというわけです。
また、肉が腐っているとか鮮度は関係なく、
新鮮でも表面に菌が付着すれば食中毒の可能性は高まります。
なので、新鮮な生肉でも食中毒になるわけですね。
症状・潜伏期間
食中毒の症状や潜伏期間は原因となるウイルスや細菌により異なります。
ここでは代表的な菌の症状と潜伏期間を紹介します。
カンピロバクター
鶏肉に多く存在し、汚染された食べ物や水が原因
症状:腹痛、下痢、発熱
潜伏期間:2~5日
O157など
牛の消化器官に存在。
牛肉の加熱不足や生レバーが主な原因
症状:腹痛、下痢、血便
潜伏期間:2~7日
サルモネラ菌など
動物の腸管に存在。
汚染された食品の加熱不足や二次感染が原因
症状:腹痛、下痢、発熱
潜伏期間:12~48時間
E型肝炎ウイルス
豚の刺身や生焼け肉で感染する場合がある。
豚肉を食べるさいはしっかりと加熱するようにしましょう。
症状:発熱、悪心、腹痛、肝腫大、肝機能の悪化
潜伏期間:2~9週間
十分な加熱が重要
食中毒の予防で大事なことは肉をしっかりと加熱することです。
食中毒の原因となる菌やウイルスは熱に弱いので、
しっかりと火を通すことで死滅させることができます。
目安としては肉の色がピンクから褐色になるまでです。
あと、表面だけ加熱して中身は生焼け状態は危険です。
分厚い肉やハンバーグを加熱する時は、
一度切って中まで火が通っているか確認しましょう。
食器やトングを使い分ける
調理器具や食器を生肉用と加熱用に分けて使いましょう。
せっかく加熱して菌を死滅させても生肉をつかんだトングや箸でふれると、
また菌が付着して食中毒になる可能性があります。
焼肉店などで目にしたことがあると思いますが、
「トングと箸は使い分けてください」ってありますよね。
トングから直接食べるというのは危険なのでやめましょう!
あと、肉を切った包丁やまな板にも注意してください。
肉を切った包丁やまな板で別の食材を切ることによって菌がその食材に付着します。
特に生野菜サラダを食べる場合は注意です。
使用後は熱湯をかけるなどして消毒を忘れないように。
最後に
肉を生で他ベるのは食中毒の危険性が高まるのでやめたほうがいいかもしれませんね。
衛生管理がしっかりしていれば生レバーなども大丈夫かもしれませんが、
やはり食中毒のリスクを考えると怖いです。
まぁ、それを承知の上で食べる場合は自己責任なので何とも言えませんが、
不安な場合は加熱してから食べるようにしましょう。
特に体力の低い子供やお年よりは症状がひどくなる可能性があるので、
調理の時は十分注意してくださいね。