脳出血による後遺症には様々なものがあります。
しびれやまひなどの感覚障害が代表的ですが、
嚥下(えんげ)障害が発生するというのはご存知ですか?
難しい漢字で普段耳にしない言葉なので、
恐らく多くの人は意味も読み方もよくわからないことでしょう。
僕がそうでした。
で、気になって嚥下障害について調べてみたんですよ。
そしたらびっくり!
生命に関わるかもしれない後遺症じゃないですか!
というわけで今回は、脳出血の後遺症で発症することがある障害、
嚥下障害について紹介しますねーー。
嚥下とは?
嚥下とは簡単に言うと、食べ物を飲み込むことを言います。
口に入れた食べ物をもぐもぐと噛んで飲みやすくしますよね。
これを咀嚼(そしゃく)といいます。
嚥下はそのあとの段階の動作のことです。
ちなみにこの一連の流れを「咀嚼・嚥下」といいます。
で、嚥下障害というのは、
この飲み込む部分がやりづらくなることを言います。
なぜ嚥下障害が起こるの?
脳出血の症状で体にしびれや麻痺が起こるのですが、
この時、のどの筋肉にも影響が出ることがあるんです。
人間は食べ物を飲み込んだり発声するときにのどの筋肉を使います。
その筋肉がうまく使えなくなることで食べ物が飲み込みづらくなるんですね。
そうなると食べ物や唾が肺や呼吸器官に入りやすくなり、
肺炎になる可能性もあるので結構危険な状態です。
症状が進行して自力で食べ物を飲み込めない状態になると、
胃に直接チューブを通して食べ物を送る「胃ろう」になります。
また、声をだすための筋肉も使えにくくなるので、
声を出しづらくなるという症状もでてきます。
食事は飲み込みやすさを重視
食事がうまくできなくなるってすごいストレスでしょうね。
食事は単なる栄養補給でなく、
家族や友人とのコミュニケーションの場でもあります。
そういうコミュニケーションが患者の気持ちを前向きにし、
リハビリ等に打ち込む原動力になると思うんですね。
なので、少しでも食べづらさを改善させるために、
食べ物にとろみをつけて調理するということがあげられます。
とろっとしていたら飲み込みやすいですからね。
食事の時間が少しは楽しくなることでしょう。
こんなので簡単に食事にとろみをつけることができますよ^^
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まとめ
嚥下とは食べ物を飲み込むこと
脳出血による後遺症のまひや痺れは、
のどの筋肉にも影響して食べ物を飲み込みづらくする。
症状が進行すると「胃ろう」になる場合がある。
うーん、ただでさえ脳出血って怖いイメージがあるのに、
助かってもこんな後遺症があるかもしれないって更に怖さを感じます。
脳出血の原因は暴飲暴食による高血圧やストレスとも言われているので、
常日頃の生活習慣がとても大事だということを改めて感じました。