夏の風物詩ともいえるスイカ割り。
スイカをボコボコに痛めつける・・・
じゃなくて、パカッと割るあの遊びです。
ビーチでわいわい、キャンプ場でウキウキ、
夏のイベントとして誰もが一度は目にしたことあるでしょう。
レクリエーション等でもありますしね。
「普通に包丁で切ったほうがキレイに食べれるのに、
なんでわざわざ食べづらく潰すのだろう?」
子供時代にそう思った僕ですが、
スイカを棒で叩き割る瞬間は気持ちがいいものです。
まさに快感ですよね!
そんなスイカ割りのやり方と言えば、
ただ適当にぐるぐる回って棒で叩きつけるだけ。
多くの人がそう思っていることでしょう。
が、しかし!
スイカ割りには公式ルールなるものが存在するのです!
その公式ルールは細かい決まりごとがいくつもあり、
ぐるぐる回る回転数まで定められています。
「んもうっ!面倒くさい!」
「遊びでやる分には別にいいじゃないか!」
と、正直感じるのですが(笑)
でも競技として本気でやることを考えると、
やはり同じ条件でやる必要があります。
それに世の中には色々なプロがいますからね。
スイカ割りに人生を賭けているプロもいるかもしれません。
そんなプロの方々には当たり前かもしれないルール。
今回はそれにツッコミを交えながら紹介します。
あなたの知らないスイカ割りがそこにある!・・・かも
スイカ割り公式ルール
ではでは、早速スイカ割りの公式ルールを見てみましょう。
結構細かい部分まで定められていますが、
よくよく考えると当たり前ではないかと思う部分もあります。
もちろん個人的にはどうでもいいようなものもあったりしますが(笑)
第1条(競技場所)
- 競技場所は、どこでも楽しめるスポーツですが、できれば『砂浜』又は、『芝生の広場』が最適である。
- すいかと競技者(割る人)の間の距離は、5m以上7m以内とする。
競技場所と言ってる時点でれっきとした競技という認識なんですね、スイカ割りって。
そしてスイカとの距離については思っていたよりアバウトです。
てっきり数センチ単位まで定められていると思っていました。
ここらへんは競技場の広さにあわせてということでしょうね。
第2条(用具)
- 棒は、直径5cm以内、長さ1m20cm以内の棒とする。
- 目隠し用として、手拭またはタオルを準備する。
- すいかは、『日本国産すいか』を用いる。
はい、少し細かい部分が出てきましたね。
まず使う棒についてのルールです。
直径5cm以内では、よく使われる金属バットはアウトです。
これは多くの競技者が犯すことの多いルール違反でしょう。
そしてついに来ましたね。
扱うスイカについてです!
国内産のスイカを用いるって・・・
まぁ、プロ野球にもボールの規定がありますからね。
ボールによって飛びやすいとかあるそうですし。
スイカも産地によって割りやすい・割りにくいとがあるのでしょう。
色々と検証した結果、国産が丁度良いという結論なのでしょうね!
黙っていれば外国産でも通りそうな感じですけど。
第3条(競技者)
- 競技者はすいかを『割る人1名』と『サポーター複数』で1組とし、キャプテンを決める。『サポーター』は人数に制限はないが、『割る人』に対して『アッチだ』『ソッチだ』と的確なアドバイスを出さなければいけないので、事前に自分のサポーターの声を認識しておくこと。
- 審判員
審判員となるには、すいかが大好きであることを条件とする。また、公正な道徳心を持つ健康な人であり、特に以下の設問に3問以上答えられる人する。
(1)すいかの一番甘い部分はどこか?
(2)すいかの水分はどのくらい?
(3)おいしいすいかの見分け方は?
(4)すいかの種ってどのくらいあるか?
(5)すいかの原産地は?
これは正直どうでもいいだろ!
1はまだわかりますよ、うん。スイカ割りでは声で指示をする人がいますからね。
でも2の審判がスイカ好きかどうかは別に必要ないでしょう!
「いやー、僕、メロンの方が好きなんすよ」
とか言った時点で失格になるのでしょうか?
あと、スイカに関する知識がないよりはあったほうがいいでしょうけど、
競技中に「原産地ってどこ?」って質問する人まずいないって。
第4条(競技の開始)
- 審判員は、距離と用具を確認する。
- 割る人の目隠しを確認する。この時、相手チームのキャプテンを同席し了解を得る。
- フォーメーションローリング(スタートする時の回転)を行う。
回転方向は右回りで、回転数は5回と2/3回転とする。
フォーメーションローリング・・・
初めて目にする用語が出てきました。
割る前にぐるぐる回るやつに名称があったんですね。
しかも右回りと定められている。
そもそも目隠し状態で回るわけなので、
自分がどれだけ回転したかわからないと思うのですが。
あと、ついうっかり左に回ってしまうと違反ということでしょうか?
そしてやり直しで右回りでフォーメーションローリング。
ペナルティとはいえこれはかなり厳しいです。
第5条(競技の進行)
- 競技者(割る人)の持ち時間は1分30秒とする。
審判員は、競技終了30秒前と10秒前に報告する。- サポーターからのアドバイスにおいて、以下の行為を禁止する。
(1)競技と関係のないアドバイス
(2)競技者を中傷するような言動
(3)すいかの真後ろに立って「私の声のする方へ」という指示- 1人の競技者が終了したら、第6条により勝負の判定を行う。
- 勝負の判定が終わったら、次に、相手チームとスムーズに交代する。
割る人だけじゃなくサポーターにもルールがあるんですね。
特に3はちょっと盲点になりそうな部分です。
こんな指示されちゃ楽にスイカまでたどり着けそうです。
割る人がフラフラさ迷う姿が見ていて楽しいところでもありますし。
あと、中傷するような言動ってありますけど、
これはマナー的に見てもダメですよね。
第6条(勝負の判定)
- すいかに当たらなかった場合、時間内であれば3回まで棒を振ることができる。
- 以下の点数表を参考に審判員が点数をつける。
◆空振り 0点◆すいかに当たった 1点
◆すいかにひび割れができた 2~4点(ひび割れの程度による)
◆すいかの赤い果肉が見えた 5~10点
ただ割ればいいってものじゃないんですね。
かなり細かく点数がつけられています。
ひび割れの程度によるというのは審判次第ということでしょうか。
3回しか振ることが出来ないので、一発で割って高得点を狙いたいところです。
第7条(後始末)
- 勝ったチームは、すいかを食べる権利があり、負けたチームは、残ったら食べることができる。
- 競技場所は、勝負の勝ち負けに関係なく、きれいにしゴミは持ち帰ること。
勝利チームには食べる権利があるんですね。
勝ったわけですし、当然ですね!
それにしても負けたチームは残り物しか食べれないって・・・
みんなでわいわい食べようよ!
あと、勝ち負けに関係なくゴミを持ち帰るのは良いですね。
というか、当たり前のことです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
スイカ割りの細かいルールに驚きましたか?
いつもやってるスイカ割りに飽きてきたというあなた。
今年の夏は厳格なルールを定めたスイカ割りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
「細かすぎだろぉぉ!」
と、周囲から言われるかもしれませんけど(笑)